執筆者:本田仁子
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今回ご紹介する教材は、メルヴィン・ステッカー、ノーマン・ホロヴィッツ、クレア・ゴードンによるラーニングトゥプレイです(全4巻)
この教材の魅力は、バロックから現代まで、さまざまな時代の音楽様式に触れられることです
音楽の時代による違いを、それぞれの曲の雰囲気を感じながら学べます
ただし曲の進み方は比較的速く、巻が進むにつれて難易度も高くなります
そのため、ある程度読譜力や演奏力が身についていて、意欲的に取り組める生徒さんに向いている教材だと感じています
また音楽的な表現や演奏経験を広げることに重点を置きたい一方で、音楽の基礎を段階的に学ぶための要素は、私が普段使っている主教材と比べると少なめです
そのため、私の教室では主教材としてではなく、副教材として取り入れています
普段の教材で基礎を学びながら、この本でさまざまな曲に出会い、演奏の幅を広げてもらえたらと思っています
また、これはあくまでも私の個人的な印象ですが、この教材には、力強さや躍動感のある曲など、男の子が好みそうなイメージの曲が比較的多いように
もちろん、年齢・性別に関係なく楽しめる教材であるということは確かです
今回ご紹介するのは、第3巻に収められている『西部を行くほろ馬車の行列』という曲です
8分の6拍子、ト長調の曲で、ゆったりとしたリズムが印象的です
聴いていると、広々としたアメリカの大地を、馬車がゆっくりと進んでいくような情景が浮かんできます
華やかに弾きこなすというよりも、このゆったりとしたリズムを感じながら、曲の雰囲気を表現することが大切な一曲です
それでは、生徒さんの演奏をお聴きください
