執筆者:本田仁子
読譜の習得には個人差があります
・ピアノを弾く技術はどんどん身についているのに、読譜がなかなか追いつかない子
・演奏技術と読譜力がバランスよく育っていく子
・音を読むことそのものに大きな苦手意識を持っている子
同じ年齢でも様々です
レッスンをしていて時々思うことがあります
「この子の目には、楽譜がどのように映っているのだろう」
私たちにとっては当たり前に見えている5線や音符も、読譜の苦手な子にとっては、たくさんの記号が並んだ複雑な模様のように見えているのかもしれません
もしその見え方や感じ方が分かれば、もっと良い方法で手助けができるのに・・・
そんなことを考えながら、日々の教材作りや指導方法を工夫しています
私は音を読む力には、次の3つの読み方が必要だと考えています
・一つ一つの音を読む「点読み」
・前後の音との関係から読む「線読み」
・重なった音をまとめて読む「お団子読み」
(いずれも私が分かりやすいように勝手に付けた名前です)
今回は、この中の「線読み」の練習をご紹介します
音符は毎回一つずつ数えて読むのではなく、
「ひとつ上がった」
「ひとつ下がった」
「同じ音が続いている」
といった音の流れを捉えながら読むことが大切です
そこで、3~4個の並んだ音を書いたカードを作り、単語帳メーカーに取り込みました
カードを一定のリズムで次々と見ながら、音の動きを越えに出して読んでいきます
ゲーム感覚で取り組めるので、生徒さんたちも集中して取り組んでくれています
レッスンの始めや、最後に1,2分でできるのもとても効率的です
読譜力は一朝一夕には身につきません
ですが、少しずつ積み重ねることで確実に力になっていきます
これからも生徒さんたちが楽しく学べる教材を工夫しながら作っていきたいと思います
